ロルフィング・ストラクチュラル・インテグレーションは、
筋膜系 (筋肉と、筋肉や身体中のあらゆるものを包み込み、互いに入り組んだ結合組織である
「 筋膜 」で構成される器官システム)に働きかける事により、優れた結果を生み出します。
もしあなたが今までに動物の皮をはいだり、赤身の肉を切った事があれば、筋膜を目にした事があると思います。それは白い薄皮状の物質(フィルターのように透けて見える程の薄さ)で、身体のあらゆるものをつなぎます。仮に筋膜だけを無傷のまま残し、その他の身体中のあらゆる物を取り除く事ができれば、あなたは 「立体的な身体の完璧なブループリント」を目にする事ができるでしょう。
重力との調和
私達の身体は、他の地球上の物体や生物と同様、常に重力の影響下にあります。
もし身体が重力に対してのバランスを崩した場合、重力は身体を、建築的統合を失った建物を無慈悲に崩壊させる様に、引きずり倒そうとします。悪い姿勢、怪我や病気、または精神的ストレスに起因して重力に対してのバランスを失った身体は常に重力と闘い続けなくてはいけません。この重力との闘いを私達は身体の中で、痛みやストレス、エネルギー (活力)の減退として経験します。
私達の身体は構造的な統合性を失うと、常に存在する重力に対して身体を支えようとして、筋膜を短く硬くさせます。これが緊張やコリなどといった特有のパターンとなって現れます。
訓練を積んだロルファ―の目には、猫背で頭が極端に前に出ていたり、後ろに反り返った姿勢、O脚やX脚、偏平足や脊柱彎曲、側湾などの症状が、ほとんど全て筋肉や筋膜が、短く凝り固まった、複雑なパターンとして映ります。
ロルフィングセッションの中でロルファ―の手が創り出す、洗練かつ精巧な手技によって、筋膜はしなやかに伸び、クライアントの身体は重力との闘いから解き放たれ、重力の中で無理なく立てるようになります。
10セッションを受け、身体の中の不都合な動きのパターンが修正されると、身体はより良い状態、例えば、重力場で楽々とバランスの取れたよい姿勢を保ち、気楽にくつろいでいられる状態を保つことができるのです。
ロルフィングは、他のボディーワークや療法と同様、身体に内在している制限からも自身を解放する事ができます。
ロルフィングは、
「重力に対して身体を整え統合する」といった独自の発想に基づき開発され、発展と成功を収めた、歴史上前例のないボディーワークです。
「重力との調和」・・・ このコンセプトは洋の東西を問わず、他に存在する手技療法とは異なる大きな特徴の1つといえるでしょう。